社員にブラック企業と思われて行動を起こされるとどうなるか?

  • 2016年4月20日 水曜日
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こんにちは。社労士の志戸岡です。

社員との労務問題。

できるなら避けたい。予防したい。関わりたくない。

それにしても、、、ブラック、ブラックとみんな騒ぎ過ぎなのではないの!?

このぐらいどこも一緒でしょ?

と、世の中のたくさんの中小企業経営者は思っていることでしょう。

それはひとまず置いておいて、では、仮に社員が「ウチの会社っておかしいんじゃねーの?絶対ブラックだわー」と思ったときにどこに駆け込んで、さらに駆け込んだ場合にどうなるのかを志戸岡の経験をもとにご紹介したいと思います。

言いかえれば、「社員にブラック企業と思われて行動を起こされるとどうなるか?」ですね。

 

労働基準監督署にタレコミ → 立入調査

言わずと知れた最もベタな労働基準監督署です。

ここに社員が監督署に駆け込むと、内容にもよりますが、会社への立入検査(これを臨検といいます)の可能性がでます。

可能性、というのは監督官もヒマじゃないので本当にヤバそうなところから優先的にチェックしていく為です。ぶっちゃけた話、監督官の人数が全然足りていません。恐らく彼らはすごい激務なはず。1人当たりで見るべき企業数が多すぎるという現実があります。(だからと言って来る時はホントにいきなり来ます!)

立入検査になると、もちろん大変です。

税務調査と同じですが、指摘事項がゼロであることはほとんどありません。なにかしら指摘されて指導されます。

指摘された事項については、後日きちんと改善・是正したことを報告する必要がでてきます。(これが是正報告というものです)

ここで未払い賃金関連があると、全社員分に影響する指導を出されたりもします。

ちなみにこの立入調査を故意に拒否したりすると最悪逮捕されてしまいます。

 

都道府県労働局(労働相談窓口) → あっせん

志戸岡は実は、このパターンに遭遇したことは少ないです。

労働局から来るとしたら不満を持った社員が会社を辞めたあとに「あっせん」という裁判外での紛争解決手段を社員がとった場合が想定されます。

この場合、裁判所と同じように、当該機関より書面が届きます。(いついつ、どこどこに来て下さい~というものです。)

ただ、実はこれ、会社が嫌だったら行かなくても罰はなくて、法的な強制力はありません。これが、あっせんが微妙なところです。

(その後、訴訟になるかどうかはわかりませんが・・・)

この「あっせん」は本人だけでもできますが、「特定」の名がつく社労士も代理ができることになっています。なので、相手方に労働者側に立つ社労士が代理していることもあります。

こうなると、労働者側の社労士 VS 会社側の顧問社労士、みたいな図式になりそうな気配。

 

弁護士 → 請求書が会社に来る

これはもう直球ですね。

いきなり会社に請求書が届いてビックリします。

いついつまでに、支払わないと、法的措置にでます~的なやつです。

これはもう相手も金をかけて弁護士つけているので、会社も弁護士たてないと正直きついです。

会社に顧問弁護士がいたとしても、労働分野に強くなかったりするのでそういった場合は早急にスポットで労働事件に強い弁護士を探すことになります。

(もちろん志戸岡の知人の弁護士を紹介することも可能ですが)

社労士は示談交渉ができないので、この段階にくるとあまりお役に立てず苦しいところです。

相手の言い分にもよりますが、訴訟にするよりも妥協点を見出して早めに和解した方が楽なケースもあり難しいところです。

最近は成功報酬のみで労働者側に立ち活動をしている弁護士の方も増えてきて、労働者としても弁護士に頼みやすい環境になってきています。

 

ユニオン(労働組合) → 団体交渉

個人的には、中小企業の経営者にとって一番精神的にしんどいのはこのユニオンではないかと感じます。

社員がユニオンに加盟すると、加盟したユニオンから会社に「団体交渉」の要求書が届きます。

会社はこれを拒否することは法律で禁止されていますので、交渉のテーブルには着く必要があります。

その後、相手方の要求をのむかのめないか交渉をするわけですが、これは・・・ハードです。ほんとに。

経営者にとって大切な時間もかなりとられてしまいます。

精神的にもしんどいです。

 

 

対策に特効薬はない。地道な改善を。

4つ書かせて頂きましたが、この他にも、

・本人から直接内容証明郵便で請求が届いた

・行政書士から内容証明郵便で請求が届いた

・社員の家族からクレーム・請求の電話が来た

といったことも経験したことがあります。

 

書いていて思いましたが、どれも起こって欲しくないですね。

さて、では対策ですが、特効薬はありませんので、ヤバイところから順に、法律遵守していくしかありません。

ヤバイ分野はやはり賃金(お金)の部分と安全の分野ですね。

仕事柄、何度も労務のトラブルや紛争を経験しましたが、やっぱり、こういったトラブルが起こらないように予防するのが社労士の仕事の本質でしょう。

なんかやばいなあ、ちゃんとしておきたいなあ、と不安を感じた方、ぜひ一度ご相談ください。

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