中小企業に選択制確定拠出年金を考える
- 2017年7月17日 月曜日

こんにちは。社労士の志戸岡です。
先週、選択制確定拠出年金の導入サポートを実施している企業のご担当者と面談し、サービス内容や導入の手順などを伺う機会がありました。
退職金制度の制度設計や導入は今までいつくか関与させて頂いたことはありますが、選択制確定拠出年金での制度設計・導入をしたことは今のところありません。
選択制ではない確定拠出型の中退共は、認知度も高く中小企業では手軽に始めやすいのでそちらを選ぶ企業が多かったといえます。今までは。
iDeCo(イデコ)を始めたことでより興味がわく
今年、個人事業主の立場で、個人型確定拠出年金と呼ばれるイデコをやるようになり、以前にも増して確定拠出年金に対して興味がわいて勉強したくなったというのもあります。
イデコは個人型。選択制確定拠出年金は企業型。
似ているようで、違う制度。
選択制確定拠出年金は中小企業でもアリ?
確定拠出年金は大企業での導入がほとんどで、中小零細では導入がしにくいというイメージでした。
実際のデータでも、1000人以上の大企業では40%超が導入しているのに対し、100人未満の中小企業では1%以下の企業しか導入していないようです。
私も中小企業の経営者の方と退職金の話をする機会がありますが、確定拠出年金をご紹介した際によく聞かれる社長の声としては、次の2つです。
・面倒、複雑になりそう
・社員が株に夢中になり仕事に影響がでそうで嫌
社長の気持ちもわかる気もします(笑)
とはいうものの、今回じっくりと専門家よりお話しを聞いて、以前に比べてどんどん中小企業でも導入がしやすくなっていることや、メリットも多くあることも再度確認できました。
導入の際のイニシャルコストもイメージよりもかからない模様。(数十万程度)
法律も制度もどんどん変わってきています。
常にアンテナをはり、クライアントにより良い提案ができるように情報収集&勉強しないといけないなあ、と改めて感じる次第です。
新しいものが好きな社長にでも今度提案してみようかな。
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