社労士に会計知識は必要?
- 2016年8月24日 水曜日

こんにちは。社労士の志戸岡です。
先週の土曜日、東京都社労士会主催のスキルアップセミナーに参加してきました。
内容は、「社会保険労務士が知っておきたい会計知識」。
いろいろと独学で勉強しているものの、たまにはしっかりと専門家の講義をうけておこうかな、と。
内容は広く浅くな感じでしたが、復習もかねて勉強になりました。
数字に弱いとやっぱり弱点になる
タイトルの社労士に会計知識は必要かどうかですが、それはやっているサービスにもよりますよね。
手続きや給与計算、助成金などの業務には直接関係しませんので、その辺りは困らないでしょう。
逆に、経営者からの相談として給与制度や人事制度、退職金制度などを検討するうえでは、やはり決算書の分析というのは避けて通れないのでやっぱり無いよりはあった方がいいですよね。
必要性をすごく感じたきっかけ
私が会計知識や決算書をきちんと読めるようになりたいなーと思ったきっかけは、あるクライアントからの決算賞与についての御相談です。
「賞与ってどれぐらい出した方がいいですかねー?」
社労士あるあるのよく受ける質問ですね。
決算賞与って文字通り、利益の還元なので、決算の見込みがわからんとどうしようもないですよね。
それを他社はこれぐらいだからとかで決めても意味がありません。
出したくても、原資がなけりゃーだせません。
決算書をもとに話が広がる
私はこの分野では素人なので、専門的なことはあまりわかりませんが、決算書をもとに経営者と色んな話ができるようになったのは非常に有益です。
社労士が決算書をみるということに、(決算書見ましょうか?とご提案することに)最初は抵抗がありましたが、一旦やり始めると、別に変な話ではありません。
だって、人件費と業績ってめちゃくちゃ密接に関わっているわけですから。
そんなわけで、人の流れと合わせて、お金の流れに関与していくのは非常に重要だと感じております。
労働分配率って・・・
人件費の話でしょっちゅうでてくるこの労働分配率。正直まだまだどう活かしていくべきか模索中です。
業界平均を調べて比較しても何になるの?って感じです。
今のところ、他社の数値はあまり気にせずに、自社で業績が良かったときのバランスを基準に自社基準を作っていくのがいいのかなーと感じております。
今まで読んだ中で非常にわかりやすかった本
いろいろ読んでみたものの、会計関連の本は難しい本が多い!!(笑)
途中で挫折した本もたくさんあります・・・。
その中で、わかりやすかった本を2冊ご紹介しておきます。
・お金の流れが一目でわかる! 超★ドンブリ経営のすすめ―――社長はこの図を描くだけでいい! 単行本(ソフトカバー) – 2013/12/13 和仁 達也 (著)
・儲かる会社をつくるには赤字決算にしなさい—会社にお金を残す32のコツ 単行本(ソフトカバー) – 2015/1/17 井上 和弘 (著)
どちらも非常にわかりやすくてタメになりました。
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