クラウド型の人事業務管理ソフト
- 2017年6月19日 月曜日

こんにちは。社労士の志戸岡です。
最近、クラウド型の人事管理の業務ソフトが気になってきております。
具体的には、次の2つなど。
・SmartHR
・huubHR
アナログでやるより、デジタル化した方がいいのは当たり前です。
社労士の立場として気になるのは、各種情報連携を含めた利便性、コスト、セキュリティといったところです。
人事まわりの事務処理を大別すると
1、保険手続き
2、勤怠管理
3、給与計算
に分かれます。
今までは、弊所ではクラウド型ではない業務ソフトを利用し、1と3を連携しておりました。
huubHRの方は、弊所でも勤怠管理をアナログからデジタルに変える場合にご紹介しているクラウド型勤怠管理ソフトの「キングオブタイム」の人事管理ソフトです。こちらは1と2が連携されています。
SmartHRの方は、ざっと見た感じでは、1に特化したソフトで3と2は今後外部の他ソフトとの連携で処理をする、といった感じでしょうか。(今のところ給与計算機能の実装は予定されていない模様)
対応可能な手続きの種類では弊所で使用しているソフトの方にまだまだ分がありそうですが、利便性という点では検討する価値ありかも?と考えている次第です。
会計分野では労務よりもいち早く「フィンテック」が叫ばれ、既に自動会計記帳業務は浸透してきていると感じます。
マネーフォワードやフリーなどのソフトはぐいぐい利用者数を伸ばしているようですし。
時代の流れですね。
二度手間、三度手間の無駄な作業を無くし、オンラインで申請を実施し、余った時間を付加価値の高いサービスに充てる。
この流れは社労士業界、人事労務の分野も確定事項でしょう。
そうなると、問題なのは、自社ではどの業務ソフトを利用するか?
ということと、手続き業務といったアウトソーシング業務以外でどんな付加価値を生み出していくか?
この2点。
基幹業務システムを変えるというのは、自分も含めて慣れてしまっている面もあるので、意外に大変。
とはいうものの、どんどんいいもの、いいサービスが出てきているのに、全く知らない・わからないでは時代についていっていないわけで話になりません。
弊所ではアウトソーシングを全くしていない労務相談のみの顧問先も多くあるため、そういったお客様にとってのクラウド業務ソフトはご提案の1つにもなります。
電子申請が始まり、外部API連携で手続きがどんどん簡単になってくる。
加えて、マイナンバー制度がさらに拍車をかける。
時代に取り残されないように、柔軟な頭で取り組む必要がありますね。
それにしても・・・最近は社会保険手続きの電子申請が遅いなあ・・・と感じるところであります。(こればっかりは行政側の事情なので、どの業務ソフトを使っても同じ)
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